初体験の屋外演奏

雑記帖

よく晴れた秋の日、屋外で楽器を弾いてみようということになりました。

屋外での演奏は、楽器本来の「鳴り」が直にからだに伝わってきます。そして、楽器が思ったより大きく鳴るのです。もちろん、よく乾燥した心地よい秋の日という好条件もあったのでしょう。私には思ってもみない発見となりました。

この写真は私の「館」の前。どうです？良いところでしょう。上空には廃止になったモノレールがそのまま残っています。

初めての屋外の演奏ではいろいろ感じるところがありました。屋内であっても東京文化会館の大ホールで一人で弾くときには非常な孤独感があるのですが、もっと広大な空間であるはずの屋外が逆にそういう孤独感がないのです。大気に抱かれた初体験でした。

(1999/11)

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