地走りのサダオ
雑記帖
年末から年始にかけてわが館の大掃除をしました。するといろんな物が出てくる出てくる。というわけで、その成果がこの絵です。
描き手は つのだたかし さん。描かれたのは1980年代のいつかだったと思います。そのころ、彼とはよく通奏低音でいっしょに仕事をしましたが、彼からは「地走りのサダオ」なんてよばれていました。
「アンサンブルを支える通奏低音がそんなに走ってどうする。行く先は自滅だぞ!」ってな意味でした。ある年代の方にはぴんとくるかと思いますが、「カムイ伝」【白土三平】です。この漫画には熱狂的なファンが多いので、検索エンジンで探すとたくさん出てきます。
そして、この絵を見ると楽器のディテールと省略、私の顔のやら指やらのデフォルメとが絶妙のバランスをもって描かれていることがわかり、彼の才能の豊かさに敬服します。
..って、よいしょっと。
(2000/07)- 2000年07月03日14:43
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