エジソン式コップ蓄音機
雑記帖
テレビでもちょっと話題になった「エジソン式コップ蓄音機」を入手しました。よくできていて、カットされた合板を組み上げること２０分。コンビニなどで売っているプラスチックの透明なコップに裁縫で使うふつうの縫い針がこすってゆくことで、音の振動を記録してゆきます。
私も紙コップに向かって大声で歌ってみました。相当大きな声でないと録音されません。しかし息が出過ぎるとマイクである紙コップがずれてしまいます。何度かやって楽しんでみました。
そこで気づいたことは、１９世紀～２０世紀初頭の初期のレコードの歌手の歌い方です。振動で針を揺らして削るダイレクトカッティングの録音機に向かってちゃんと歌が聞き取れるように歌うためには、細かい表情のひだなどはすっ飛ばしてひたすら「朝顔」の奥深く声が届くようにしなければだめだと。記録が残ってるからといって、それが当時の歌い方を代表してるわけではないのかもしれません。
(2001/01)
- 2001年01月10日14:29
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