08-クラシック離れの原因とは

ネットレクチャー>言葉のない会話

同じ楽譜を使ってても
演奏者次第でおもしろくもつまらなくもなって・・・
・・・・・
それって・・・
最近の子供たちのクラシック離れの原因にも通じるんでしょうか・・・。




そう。

同じ台本やっていて

ひきつけられる芝居をやる人と、

人を飽きさせる芝居をする人とがいるとすれば

それはもう、徹底してここ何世代にも渡って、

演奏家たちがそうやり続けてきた結果でしょ?

だって子供たちは先入観なしで聴いているはずだから。

直感的かもしれない。

ぱっと聴いた瞬間に「あー、それやだ」とか(笑)



その、子供たちが

クラシックの演奏が、誰が弾いてもつまらなない

と思ったらまずいよね。

分かりやすい音楽が、彼らにとって分かりやすいかっていったら

そうじゃないからね。



そうすると、

ツェルニーみたいなのがわかりやすいのか?っていう話でしょ?



みんなそうやってツェルニーを教えてきたもんだから

ツェルニーなんてつまらない曲だと思っていて

クレメンティがそうだったり、

それはホロヴィッツが何十年も前に

初めてクレメンティだけで曲集を出したときに、みんな

「あぁ、こんないい曲だったんだ・・・」って思ったんだよ(笑)




<< その9へつづく>>


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