静岡児童合唱団:鮮烈!ポリフォニー&フランス近代を歌う!

☆セシルレコードのCD

In Dulci Jubilo

世界に誇る児童合唱団、鮮烈!ポリフォニー&フランス近代を歌う!プレトリウス・プーランク・フォーレ他

静岡 児童合唱団
戸崎 裕子(指揮)

戸崎 廣乃(オルガン)

試聴ファイル CECILE RECORD
MP3 Audio:曲の一部をお聞きになれます フォーレ: Kyrie (MP3 audio 516KB) CR SPS-02
税込定価¥3,150-
(税抜価格¥3,000-)
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In Dulci Jubilo 喜びの歌声
Michael Praetorius
プレトリウス(1571-1621)
1 In Dulci Jubilo 楽しい歓呼で
2,3 Pure natus in Bethlehem みどり児ベツレヘムにうまる
Cristobal Morales
モラーレス(ca. 1500-53)
4 O magnum mysterium おお、大いなる神秘よ
Fransisco Guererro
ゲレッロ(1528-99)
5 Sanctissma Maria いと聖なるマリア
Naninus
ナニヌス(1545-1607)
6 Hodie Christus ntus est 今日キリスト生まれぬ
Jacob Handl
ハンドル(1550-91)
7 Pueri concinite しもべらよ、ともに歌え
William Byrd:Mass for three voices
三声のミサ曲 バード(1543-1623)
8 Kyrie 主憐れみ給え
9 Gloria 栄光あれ
10 Credo 我は信ず
11 Sanctus 聖なるかな
12 Benedictus 祝せられて
13 Agnus dei 神の子羊
El "Libre vermell"
モンセラートの"朱い本"
14 Inperayritz de la ciutat ioyosa 喜びの都の女王
Maurice Durufé
デュルフレ(1902-86)
15 Tota pulcbra es なべてうるわしマリアよ
Francis Poulenc
プーランク(1899-1963)
16 Ave verum corpus ああ、まことの御からだ
Gabriel Faure
フォーレ(1845-1924)
17 Kyrie 主憐れみ給え("Messe Basse") MP3 Audio:曲の一部をお聞きになれます
18 Agnus dei 神の子羊("Messe Basse")
19 Maria Mater gratiae op.42, No2 マリア、恩寵の御母
20 Ave verum corpus op.65 No.1 ああ、まことの御からだ
André Caplet
カプレ(1878-1925)
21 Gloria in excelesis Deo いとたかきところ、神に栄光あれ

データ

Exsecutive Producer: 宇田川貞夫
Recording Producer: 遠藤哲司
Recording Engineer: 永山欽也
Engineer: 中谷義直
Editor: 遠藤哲司

Recording Location: 静岡音楽館 AOI-Hall
Recording Date: 4-6 August, 1997

Cover Art:小林 克

Technical Data
Microphone: Shoeps CMC-54
Mic A/D Converter:STUDER Mic VALVE D19
Monitor: Cecile Special
Isolation Regulator: CSE

Digital Editing System:STUDER DYAXIS II


このCDは、私がフロデユーサーとしてだいぶ以前から作ってみたいと思っていたアルバム です。私の敬愛する静岡児童合唱団(戸崎裕子指揮)の演奏であること、曲目は彼等自身の選曲であること、歌われる「言語」に拘わりをもって演奏すること、響のよい会場で、できる限りピュアーに録音すること、これらがフロデユーサーとしてのコンセプトトでした。1997年8月7、8、9日の3日間、静岡音楽館での録音です。午前中児童合唱団練習場での発声練習、午後夜間の約8時間のセッションというこの3日間の戸崎裕子さんの発するエネルギーと、それに答えて、常に演奏の質を上げてゆく子供たちのひたむきさと、感性には感動を覚えたものでした。

曲目は、ルネッサンス期のヨーロッパ各地のポリフォニーとフランス近代の作品が選ばれました。GABLIEL FAUREの4曲以外はアカペッラの作品ばかりです。

 また、このCD中の2人の作曲家(GABRIEL FAUREとANDRÉ CAPLET)の作品で演奏されているラテン語は、私が特にお願いしてフランス語風ラテン語で歌っていただきました。フランスに於けるラテン語の発音に関する資料は、グレコリオ聖歌の改革が議論される度に書かれたようで、最近の研究によると、フランスでは1920年頃を境にフランス語風ラテンからいわゆるバチカン・ラテンに変革がありました。それ以前には官僚、聖職者たちといった知識人たちはラテン語を「生きている言語」としてとらえ、フランス語風に発音していたのです。例えば、教会では1665年頃に書かれた」Jacpuesle le Clerc の教本などが参考書の一つでした。1910年頃から、1920年頃までにされた多くの論議は多くの資料を私たちに提供しています。中では、1930年頃まで学校に通う子供達は2つのことなるラテン語発音を習っていたようです。1つは教会の、1つは学校のそれでありました。1911年、Camille Couillaultの書いたラテン語の発音表が残されました。イタリア人、ドイツ人そしてフランス人の発音するラテン語の違いが表になって書き記されております。もちろんここでもフランス語風ラテン語です。

 私の無理なお願いにも、柔軟に且つ適確に対応していただいた静岡児童合唱団の感性のたおやかさに脱帽です。

宇田川 貞夫
  • 2005年07月06日13:03


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