練習風景(弟子のひとりごと)

コンサート

皆が寝静まった夜中にひとり、J.S.BACHの組曲BWV995(91011)を無心でさらっている師匠宇田川貞夫の様子をちょっと覗いてみました。演奏していたのは、アルマンド(Allemande)でした。
アルマンド(Allemande)の繰り返しを「有り無し」で演奏していましたが、本番では「無し無し」で演奏するいってました。時間の都合だそうです。Allemandeは舞曲の1つです。舞曲は踊りを美しく見せるため、踊りの形を会場で対称に見せるためでしょうか、前半後半をそれぞれ2回ずつ演奏します。このとき演奏家たちは業界用語で「ありあり」と言います。この組曲を「ありあり」で演奏するとなんと全体では40分もかかってしまうのだとか。昼夜2回公演なので時間の制約があり、「なしなし」で演奏すると言っています。Allemandeとはフランス語で「ドイツの」と言う意味で、もともとドイツから伝わってきた舞曲です。ルネッサンス期のアルマンドはもともと軽快な舞曲です。17~8世紀のフランスの宮廷では遅いallemandeが流行りました、当然もともとの軽快なものもあって、遅いアルマンドを allemande grave といい、軽快なものを allemande legerと区別していたようです。フランス・バロック風に allemande grave で演奏すると言っていました。結構遅いです。



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