01-その日は朝から「熱」だった

チェンバロCD録音顛末記

今年も美しく咲き誇っていた、宇田川家の枝垂れ桜が
これまた見事な散り様を見せていた4月の朝です。

まだ薄暗い横浜を出発し
宇田川先生、K氏、弟子1の一行が向かっていたのは
群馬 でした。

この日は皆、朝4時起き。
宇田川先生にいたっては
なんと・・・ 38度近い・・熱!
「俺は、寝る」
そう言い残し、車の助手席で休まれる先生。

それから
車が走ること3時間。
群馬のエアリスホールに到着。

というのも、
この日から2泊3日群馬に泊り込み
このエアリスホールで
群馬在住のチェンバリスト 大木和音さんのレコーディングを行う
というお仕事が待っていたからでした。

会場に着くと、まだ時間が早すぎて中に入れないということで
とりあえず録音機材を外へ運びだし
しばし群馬の空気を吸って、開館を待つ3人。

「先生がひなたぼっこしてる(笑)」
そう言うK氏の視線の先には
陽だまりで置き物のように座って動かない宇田川先生が・・・(笑)
おでこには冷えピタ。
まだ笑っていられた1日目の朝です。

さてさて、
このレコーディングの日を迎えるまでには
2回の合わせが行われたのですが、
その様子を、同行した弟子1の視点で振り返ってみるとしましょう。


<< その2へつづく>>


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